Toshio Kamitani Design

カリコリせんとや生まれけり 会田誠[著]幻冬社文庫

2017/01/18

おススメ度=☆☆☆★★

おススメ度=☆☆☆★★

 

村上 隆 奈良美智に並んで

今の日本の三大現代芸術家と

並び評されている会田誠氏の

なかなか痛快なエッセイ集

いったい今の日本のアートシーンって

どうなってるのかちょっと知りたくて

目次に「浅田彰氏が日本の芸術の進歩を10年止めた・・・」

みたいな事が書いてあって

興味津々で購入した次第

表紙になってる美少女の絵画も

僕的には会田誠氏の作品の中では

好きな方ですし(笑)

 

会田誠氏って

エグくてエロくて残酷で

でも絵の上手さと軽さで

それがサラッと観れるところがいいな

経歴を見ると

1965年生れ

僕が1964年の早生まれなので

同じ学年ですね

僕が一浪時代に東京芸大の日本画を受け

一次試験は見事パスしたのですが

同じ日に京都芸大のデザイン科に合格したのと

東京に下宿は許される状況ではなかった家庭事情から

東京芸大の二次試験は棄権して京都に戻りました

万が一そのまま東京芸大に行ってたら

会田誠氏と同じ学年になってた可能性も

なきにしもあらずですね!

そんな事考えながら読んでると

同じ学年だからわかるフィーリングみたいなモノがあるなって

感じましたね

もちろん根本は全然違うんですけど・・・・

 

文章も下手とか頭も悪いとか自虐的な言葉が多い会田誠氏

でも最終的には本質を見事に突いてるなって思います

多分氏の表現するアートもそうなんだろうな

だから気になるし実はそれほどエグくもなくエロくも感じないのだろう

先の三名の中ではダントツに会田誠氏が面白いと思う

Toshio Kamitani