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楽園のカンヴァス 原田マハ[著]新潮文庫
2017/02/21
☆☆☆☆★(おすすめ度4)
原田マハさんの
モダンアートの案内新書を読んだ後に
友達から勧められたのが
この小説です
はじめタイトルを聞いた時
「ゴーギャンの話?」って聞き返したら
「ルソーです」とのこと
アンリ・ルソーかあ
あんまり知らないなあ
でもあの遠近感むちゃくちゃの
自画像が表紙になった本も持ってたりで
興味津々
ヘタクソと笑われても描き続けたルソー
まずそこまでして描きたい気持ちが
凄いですし尊敬に値しますよね!
アートミステリーというジャンルのこの小説
とあるコレクターが所有する
ルソーの名画が真作か贋作か?を
二人のルソー研究家がある物語を読んだ後に
審判するというストーリー
その物語が
ルソーが生きた時代の物語
ルソーを認めたピカソも登場します
そのピカソがこの小説の大きなポイントなんですね
ニューヨーク近代美術館で
キューレターとしての経験がある著者ならではの
深い内容だと思いました
Toshio Kamitani