Toshio Kamitani Design

1行バカ売れ 川上徹也 著[角川新書]

2016/06/02

☆☆☆★★星3つ

☆☆☆★★星3つ

 

空気コピーという

消費者に響かない文章が

なかなか鮮烈だった「モノを売るバカ」の

同じ著者の新しい本がコレ

内容的には先の[モノを売るバカ」の方が

新鮮でしたが

これはこれでなかなか面白いです

 

たった1行のコピーで

大ヒットを飛ばしたり

会社そのものの存続を助けたりと

そんな例が沢山でてきて

言葉の大切さ 面白さ 怖さが

わかります

 

レンタカーのハーツの広告

業界ナンバー2であることを認めることで

ナンバー1よりより努力している 誠実である

などの印象を与え売上アップした古典的な例から

昨年大阪の地下鉄で見た

「元カレがサンタクロース」の質屋のコピーなど

響く1行キャッチフレーズがいろいろ解説されてて

一読の価値はあるかと思います

 

まっ実際は

そういうコピーが作れるかどうかで

この本を読んだからといって

書ける訳じゃないですがね!

でも僕らのパッケージデザインで

「響く言葉」に関心を持つ事は大事で

その言葉とデザインがマッチしないと

伝わらないですからね!

デザイナーは言葉に

もっともっと関心を持つ必要があると僕は思います

Toshio Kamitani