Toshio Kamitani Design

The Great Automatic Gramatizator by Roald Dahl [Puffin]

2016/10/20

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☆☆☆☆☆

 

「チャーリーとチョコレート工場」の原作者としてが

日本で一番有名なのかもしれないロアルド・ダール

今上映中のスピルバーグの「BFG」も実はダールの原作

ダールはヨーロッパでは知らない人がいないほどの

著名な作家なんですね!

チャーリーやBFGは子供から中学生くらいに向けた作品で

他にも「The Witches」(魔女)や「Fantastic Mr.Fox」(超賢いキツネ)や「The Twits」(馬鹿な夫婦)など

めちゃくちゃ面白いストーリーが目白押し

「世界ナンバーワンのストーリーテラー!」と言われてるほど

このシリーズは8冊ほど読んだけどホントにどれも素晴らしい

 

そんなダールの短編を集めたのがコレ

大人向けのストーリーなので先のものよりは

英語的には難しいし

私にも分からない単語は多々あるのですが

なんとかストーリーは分かる感じで気にせず読んでます

全部読んだ訳ではなく今のところは4話のみですが

どれもどれも目からウロコ的なストーリーで凄いんです

この本にある

「The Landlady」を読みたくて購入したのですが

この話も凄いんですよ

日本語版がでてないのでここでざっとネタばらししますと・・・

 

ある青年が仕事でとある街へ

先輩にお薦めのホテルを聞いていたのですが

ホテルに向かう途中に「Breakfast」というサインと

窓越しに見えたオウムと暖炉の前にいる犬に惹かれて

とある小さなホテルの扉をたたく

青年はとても安くフレンドリーなこのホテルを気に入り

泊まることに決める

ホテル帳に名前を記載する際に目にした

二人の名前になんとなく見覚えが・・・

でも思い出せずにいる

暖炉の前のソファに座りホテルの女将さんと

紅茶を飲みながら雑談

先の二人の話になると

女将さんは「若い素敵な男性ですよ!」と伝えながら

今もそのホテルに居るかのような口ぶり

紅茶には薬品が混入されてて

青年は徐々に意識が朦朧となってくる

そしてオウムや犬が剥製であることに気づき

あの二人の名前は新聞で見た見たことを思い出す・・・

 

海外ではドラマにもなってるようでYou Yubeで観れます

ゾッとする怖さですよ

Kamitani Toshio