Toshio Kamitani Design

Clean the Earth

2020/06/15

最終日に来てくれた京都芸大の先輩

私たちはこの世界で一度眠りに落ち、別の何かとして目覚める。
ディズニーはその魔法を失い、 パリはもはやロマンティックな場所などではなくなった。
ニューヨークはこれ以上を耐えうることはできないし、
万里の長城は要塞の価値もなさない。
そしてメッカは虚しくからっぽだ。
ハグやキスが突如として、誰かを脅かす凶器に早変わりした。
そして、両親や友人を”訪ねない”ということが、
その人を愛しているということを示す行動に代わった。
そして、我々は気づかされる。
「権力」も「見た目の美しさ」も「お金」も価値をなさないということ。
それらを持っていようとも、最も欲してやまない酸素を手に入れることはできないのだ。
ただ、世界は変わらずにその美しさを称え存在し続ける。
”人”だけを檻の中に閉じ込めて・・・。
私は思う。 これは私たちへのメッセージだと。
「君たちは必要ない」
この世界にある空気も、大地も、水も、空も、
君たちがいなくてもなんら困ることはない。
だから、君がこの世界に戻ってきた来た時は覚えておいて
「You are my guests」
君はこの地球に生かされている、ただの客人だ。
「Not my master」
この地球は君たちのためにあるわけではない”と。

コロナ展に出品した作品は
この詩から生まれました
人間からでなく地球目線で見たコロナ

ラジオなんかで人間の活動が止まることで
大気がとても綺麗になったとか
海や川の生き物が増えたとか
そんな話を感染に怯えながら心に留めていたからか
この詩はすんなりと染み込んできた

ギャラリーにはこんなご時世にもかかわらず
毎日のようにお客様が来てくれました
ありがとうございました
そしてこの作品を作るきっかけを与えてくれた方
この展覧会に誘ってくれた方
この展覧会を企画したギャラリーの方
ありがとうございました

Kamitani Toshio