Toshio Kamitani Design

大塚のCalorie Mateカロリーメイト

2016/06/08

☆☆☆☆★星4つ

☆☆☆☆★星4つ

 

毎日コンビニに行きます

特に買うものがなくても

とりあえず入ってみて一周します

衝動買いで

失敗する事もありますけど

発見もあるから

結局は入ったほうがいいという

結論となります

 

あまりこの手のものは手にしないけど

デザインの参考になるので

チラ見をします

先日カロリーメイトが

5種類くらい壮観に並んでました

「このデザインずっと生きてる!んだ」と

改めて関心した次第

大塚の商品は基本

他社とはまったく違うことを是とすると

ある方から聞いた事があります

だからか

毎年リニューアルするほとんど多くの企業とは違い

一度決めると

ほぼリニューアルしない

また仮に売れなくても

売れるまでやり続けると

聞いたこともあります

だから基本失敗はないんだと

 

凄いなと思います

企業の体力があるんでしょうね

それと消費者に迎合しないその姿勢なのかな

ポカリスエットが初めて発売された頃を

よく覚えてます

初めはまったく売れなかったと記憶しています

僕も飲んだけど

「何?この薄い飲み物は・・・」

その頃のドリンクって

甘かったしね!

しかも致命的だったのが120円という価格

ほぼ全てが100円だったから

自販機で120円というのもとてもハードルが高かった

結局価格は100円にしただけで勝負

結果はごらんの通り

その後のドリンクの甘さレベルは

ポカリスエットが基準になったといっても

過言ではないと思う

デザインはそのままで・・・

 

このカロリーメイトもそう

そもそもこういう商品がその頃なかったし

しかも割高感があったし

食べてもそれほど美味しくもないし

そのはじめの「美味しくない」というのが

実はとても大事な要素なんだという事に

その後だいぶ経ってからわかってきました

コーラ コーヒー ビール タバコ・・・

初めて飲んだ時は

変な味だったり苦かったり

それが脳を安心させ

(つまりいつでも辞めれるという安心)

人を虜にさせるはずです

僕がタバコを辞める時に気づいた真実だと

僕は思ってます

 

最後にカロリーメイトのデザインは

ライトパブリシティの細谷巌さんで

秀逸なブラッシュスクリプトのタイポグラフィは

ライトパブリシティにおられて

日本タイポグラフィ協会のメンバーだった深野さん

デザインの完成度が高いということも

ロングセラーの一因であることも

いえると思う

Toshio Kamitani