レザック&マーメイド〜凸と凹の系譜〜株式会社竹尾大阪支社
2017/05/29
高井田にある竹尾大阪支社にて
特種製紙によるロングセラーファインペーパーの
レザックとマーメイドの展覧会が開催されています
その展覧会を記念し
5月23日火曜夕方からセミナーがあり参加してきました
レザックといえば
私がデザイナーになった頃からもう既にあったファンシー用紙で
今だ進化というかバリエーションが増えているます
レザックはLEATHACというスペルでもわかるように
LEATERレザー=革をイメージした用紙として開発されました
それがレザック66
66とは1966年に発売されたという意味で
私が1964年生れですからもう50年以上のロングセラー用紙なんですね!
その後も68 69 71…..と新商品がリリースされ
昨年の2016年にはレザック16という
ソフトできめの細かい革テクスチャーなものも登場しました
実はレザックは66以降は
「ろうけつ=ろうけつ染め」や「つむぎ=紬」や「いわはだ=岩肌」など
革にこだわることない様々なテクスチャー商品が出てて
それらはヒット商品となっています
今回の16は原点回帰的に再度革に戻り
合皮に対抗した商品としてリリースされたようです
蛍光色の展開が斬新で女性などに広く使われるんだろうなと思いました
マーメイドもロングセラーで
マーメイドは人魚の意味
という事で柔らかなさざ波のようなテクスチャーで
ファンシーペーパーの代表作といっても過言ではないでしょう
とは言え
今の時代はファンシーペーパーが
あまり売れない時代とのこと
ひとりでも多くの方が
風合いや色彩や手触り感など
紙の持ち味を忘れずに持ち続けることが
大切なのだろうと思いました
紙は紙を使った書籍やパッケージなど含めて
日本の文化でもありますからね
Toshio Kamitani