Toshio Kamitani Design

アメリカザリガニ釣り

2023/07/21



三連休に若い頃にドライブした丹後半島へ

古い写真を頼りにピンポイントの場所を探す旅

はじめに目指した場所は

その場所ではなかったけれど

昼に食べた中華そばの店主夫妻と話ししてて

その場所の候補が何箇所かでてきた

丹後半島を時計回りでドライブしながら探索し

お目当ての場所にたどり着いた

嬉しかった 懐かしかった

 

遅くなったので近くのホテルに泊まろうとしたけれど

三連休の真ん中の日だから

空いてる宿泊所がない

たまたま寄ったガソリンスタンドで聞くと

空いてるホテルが見つかった

ホテルは夏休みに近づいてるからか

多くの家族連れがいて

庭でのバーベキューを楽しんでいた

僕たちはチェックインが遅かったのと疲れていたので

コンビニで買った冷やし中華や冷やしうどんで

簡単に済ませたけれども格別に美味しかった

 

チェックインの時にエレベーターの横に

ザリガニ釣りの案内と竹の竿と糸とスルメが入ったケースがあったのを

僕はしっかりチェックしていた

明日早起きしてザリガニ釣りをしよう!と思って就寝した

(日本海の港で多くの釣り人を見ていたからか 

 無性に釣りがしたくなっていたことは間違いない)

 

最高の晴天の朝

早めの朝食バイキングを済ませて

ザリガニ釣りの竿を用意して庭にでた

「ホテルの庭に池がありますので そちらで楽しんでください」

とホテルの方の声を聞き終わる前にもうすでに外にでていた

 

道路脇に小さなため池らしきものがあって覗くと

アメリカザリガニがいるいる!

彼らの前にスルメを投げ入れると

この世でこんなに美味いものがあるのか!と言わんばかりの勢いで

ザリガニがスルメをハサミで挟み口に寄せる

少ししてから竿をあげると

ザリガニはスルメを離すことなく

水面から出てもなおかつスルメを離すことなく

スルメにしがみ付いてくる

ザリガニは前に進むけれども

逃げる時は尾をくねりながら後ろに進む

その時の「クンクンクンッ!」という引きが心地よい

 

魚もザリガニも竿の感触は一緒

この感触がやっぱり僕は好き

小学生の頃はザリガニを釣ることよりも

巣穴に手を突っ込んで捕獲しまくっていた神谷少年

この日もまた少しだけ

少年にもどったのかな

 

Kamitani Toshio